こいのぼりの歌で

「大きい真鯉はお父さん~」

という歌詞が流れた後に

 

「小さい緋鯉は子供達~」

と流れますけども、

 

真鯉と緋鯉には
どんな違いが存在してるのでしょうか?

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真鯉と緋鯉の違いってどうなってる?

それで真鯉と緋鯉の違いは
どのようになってるのかといえば

 

真鯉と緋鯉というのは

鯉を色で分けた際の呼び方

となっていて、

 

つまり、
真鯉と緋鯉の違いとは

色が異なってる事なのです。

 

まず真鯉というのは

 

 

上記のような
体の色が黒っぽい鯉のことです。

 

ちなみに、

本来日本に生息していた野生の鯉は
このような黒い色をした鯉しかいませんでした。

 

しかし、

突然変異や観賞用に
品種改良をした事によって、

 

現在の錦鯉や紅白、
大正三色、昭和三色、黄金といった

色のついた鯉が生まれていったのです。

 

それにしても、

真鯉が日本に生息していた
本来の鯉の色という事を考えると、

 

「真の鯉」

という意味を込めて
名付けられたように感じますね。

 

その一方で
緋鯉とはどんな鯉なのかと言えば

 

 

上記のように

赤や赤黄色などの色をした
鯉の事を表しています。

 

緋色というのは

やや黄色みのある鮮やかな赤

を表す色ですので、

 

上記の動画のような
鮮やかな赤色をした鯉は

緋鯉と呼ぶのにふさわしいと感じますね。

 

なので、
真鯉と緋鯉の違いとは

 

真鯉:黒い色をした鯉

緋鯉:赤い色をした鯉

 

という風に覚えるといいでしょう。

 

こいのぼりに使われてる鯉も

一番上は黒い色の鯉なので真鯉で
その下は赤い色の鯉だから緋鯉になってます。

 

そして、

真鯉と緋鯉というのは
色で分けられた鯉の名称ですので、

 

真鯉が親の鯉の事でなければ
緋鯉が子供の鯉の名称というわけでもないです。

 

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真鯉と緋鯉の間にお母さんはいないの?

こいのぼりの歌では

 

真鯉=お父さん

緋鯉=子供達

 

という風に歌われていますが、

 

なぜ歌の中に
お母さんが存在しないのでしょうか?

 

その理由については
こいのぼりの起源は江戸時代から始まっていて

「男の子が生まれたら、
その子供の立身出世を願って真鯉を一匹揚げる」

という目的で
こいのぼりをあげていたのです。

 

なので元々こいのぼりは

真鯉一匹だけをあげるもの

だったのです。

 

しかし明治時代になると
真鯉と緋鯉がセットであげられるようになりました。

 

こどもの日というのは
男の子の成長を祝う日ですので、

 

真鯉=お父さん

緋鯉=子供

 

という風に見立てたのが
こいのぼりの歌の歌詞という事です。

 

そして昭和になるとこいのぼりは
家族をイメージするものとして

青い子鯉

が加えられるようになりました。

 

なので現在では

 

大きい真鯉(黒い鯉):お父さん

真ん中の緋鯉(赤い鯉):お母さん

小さい子鯉(青い鯉):子供

 

という風に表すようにもなりました。

 

 

真鯉と緋鯉の違いまとめ

真鯉と緋鯉の違いに関しては

 

真鯉:黒い鯉

緋鯉:赤い鯉

 

という違いが存在しているのです。

 

そして、

こいのぼりの歌の中に
お母さんがいない理由としても

 

こいのぼりが作られた当時の時代背景が
存在していたのだなと思いますね。

 

ちなみにこどもの日に関しては

 

吹き流しの色は 順番はどうなっている?

兜飾りはいつから いつまで飾るの?

 

といった記事でもまとめています。

 

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