日本の冬の味覚として

 

 

ズワイガニ

が好まれていますけども、

 

ズワイガニの「ズワイ」って漢字ではどう書くの?

と思われていないでしょうか?

 

はたしてズワイガニは漢字ではどう書くのでしょうか?

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ズワイガニは漢字だとこのように書く?

ズワイガニは漢字ですと

楚蟹(ズワイガニ)

となっています。

 

「楚蟹」と書いて「ズワイガニ」と読むのは
なかなか難しいとは思います。

 

「楚」という漢字については

 

音読み:ソ

訓読み:いばら・しもと・すわえ・むち

 

といった読み方が存在していて、

 

意味の方は

 

1.すっきりしている状態。「清楚」

2.いばら。

3.にんじんぼく。

4.しもと。すわえ。むち。

5.中国の国名。

 

となっています。

 

ちなみに「しもと」とは

罪人をむち打つための、
細い木の枝で作った鞭・杖といった刑罰の道具です。

 

そして「ニンジンボク」は
クマツヅラ科の落葉低木で

中国に広く分布し、
日本では庭木として植えられています。

 

 

ズワイガニの漢字が楚蟹なのはなぜ?

ズワイガニを漢字で書くと
「楚蟹」となっている理由に関しては

 

「楚(ずわい)」とは、
「すわえ」が訛ってできた語でして、

 

すわえというのは

木の枝や幹から 細く長く伸びた 若い小枝

を意味していまして、

 

ズワイガニのすんなり伸びた脚を
細い木の枝に例えたことから

スワエカニ

と当初は呼ばれていましたけども、

 

いつの間にかなまって

ズワイガニ

と変化していったのです。

 

その他にも
カニは酢にあえて食べることから

「すあえ」→「ずあえ」→「ずわい」

と変化していったという説もあります。

 

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ズワイガニの漢字には顰蹙もある?

そしてズワイガニの漢字として

顰蹙

というものもあると
ネットで見たことがあるかもしれませんが、

 

「顰蹙」は

顰蹙(ひんしゅく)

と読むのが正しく、
ズワイガニと読むことはありません。

 

なぜ「顰蹙」という漢字を
ズワイガニと読むといわれるようになったかといえば

 

掲示板において

「顰蹙」という漢字の読み方が
分からない書きこみがあったときに、

 

「ズワイガニと読む」という書き込みが後であり
それによって広まっていきました。

 

確かに「顰蹙」はちょっと難しい感じですし
「楚蟹」とちょっと似ているかもしれません。

 

ただこの「顰蹙」の読み方が分からない
という書き込みに対して

ズワイガニと読む

という書き込みをした人は

 

本当にズワイガニと勘違いしているのか
それとも間違ってると分かっていて書いたのか

については不明となっています。

 

 

ズワイガニは漢字でまとめ

ズワイガニは漢字では

楚蟹(ズワイガニ)

と書くのが正しいので、

 

くれぐれも

顰蹙

と間違えたりしないようにしましょう。

 

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