美しい梅の花を最近見たと思いますが、

 

梅 季語

 

梅の季語はいつ頃となっているのでしょうか?

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梅の季語はいつ頃となるのか?

梅はいつの季語となるのかといえば

春(初春)

の季語となっています。

 

梅は早春に寒気の残る中で
他の花に先がけてぽつぽつと咲き始めるので

花の兄

とも呼ばれています。

 

ちなみに早春は

春の初め頃

という意味を持っていますが、

 

現在でいうところの早春は

2月から3月半ば頃

に相当するとされています。

 

また、

初春

の時期に関しても

 

旧暦だと春だとされていた
「旧暦1月」を意味する言葉となっていますし、

 

旧暦1月は現在でいえば

2月頃

に相当する時期となっています。

 

だから梅は春の季語とは言われながらも
2月頃から使うことができる季語なのです。

 

梅の一般的な開花時期は

1月~3月頃

とされていますので、
時期的にも初春が丁度いいということです。

 

 

梅を季語として使った俳句は?

梅を季語として使ってる俳句は
多数存在しているのですが、

今回はその中から
代表的なものをいくつか見てみましょう。

 

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梅若菜鞠子の宿のとろろ汁

梅若菜鞠子の宿のとろろ汁

という芭蕉の俳句が存在しますが、

 

現在でいうと

 

新春を迎えて梅の花も咲き
川辺には若葉も青々と生い茂っている。

そんな季節には駿河の国にある鞠子の宿で
名物のとろろ汁も美味しく食べることができる

 

という内容になっていて

 

旅をするにはいい季節になった

という意味があります。

 

 

山里は万歳遅し梅の花

山里は万歳遅し梅の花

も芭蕉が書いた俳句となっていて、

 

正月を迎えれば万歳(まんざい)
つまり芸人が各地を廻るようになるのですが、

 

万歳は人が多くてお金が儲かる都会に先に行き
へんぴな山里つまり田舎には

正月を過ぎて梅の花も満開になった時期に
ようやくやってくるようになる

 

ということを書いた俳句なのです。

 

 

梅が香にのつと日の出る山路かな

梅が香にのつと日の出る山路かな

も芭蕉が書いた俳句となっていて

 

立春を過ぎて寒さが残る朝に
梅の香が匂う山路を歩いていると

何の前触れもなく朝日が
「のっと」顔を出すように昇ってきた

 

という意味を持っています。

 

 

二もとの梅に遅速を愛すかな

二もとの梅に遅速を愛すかな

は蕪村の俳句となっていまして、

 

2本の梅の木の開花時期がずれているけど

そんな開花時期の違う2本の梅を
同時に愛するという意味になっています。

 

 

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梅の季語まとめ

梅の季語については以上となってます。

 

梅の季語はいつなのかだけでなく

梅を季語として用いた俳句も
こうしてみると奥が深いものですね。

 

なので梅の花が咲く2月頃にでも

梅を用いた俳句を考えてみるのも
いいのかもしれませんね。

 

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