黄色い花をあたり一面に咲かせるのは
菜の花
が最も印象的だと思いますが、
そんな菜の花の季語はいつ頃となっているのでしょうか?
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菜の花は季語としていつ使われるのか?
菜の花は季語として
いつ使われるものなのかといえば
基本的には菜の花は
春(晩春)の季語
だとされています。
晩春というのは
大体いつ頃のことなのかといえば
旧暦だと春は
初春:旧暦1月
仲春:旧暦2月
晩春:旧暦3月
の3つに分けられていまして、
旧暦3月は現在でいえば大体
3月下旬~5月上旬頃
4月上旬~5月上旬頃
が該当します。
菜の花が開花する季節は大体
2月から5月頃
にかけてとなっていますので、
菜の花が晩春の季語となっているのは
丁度いいと言えるのではないでしょうか。
菜の花の季節についてはこちらも↓
菜の花の季語での俳句は?
菜の花は晩春の季語となっていますので
せっかくだから菜の花を季語として用いている
俳句で有名なものをいくつか紹介します。
菜の花や月は東に日は西に
与謝蕪村の有名な俳句として
菜の花や月は東に日は西に
という菜の花を季語として用いた
俳句が存在しています。
こちらの俳句では
見渡す限りの菜の花の花畑の地平にて
東の空からは金色の月が昇り始めて
西の空では夕日が沈もうとしている
という風上を意味しています。
菜の花が見渡す限りに咲き誇る季節で
昼から夜に切りかわる静寂を見れたということで
純粋な美しさを唱えたかったのでしょう。
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菜の花の中に城あり郡山
森川許六の俳句として
菜の花の中に城あり郡山
という菜の花を季語とした俳句もあります。
意味としては
奈良県大和郡山市にある郡山に
見渡す限りの菜の花畑があり
その前方には高く城がそびえている
となっています。
ちなみに現在では郡山には菜の花はありませんが
桜の名所として知られています。
菜の花のとつぱづれなり富士の山
小林一茶の俳句にも
菜の花のとつぱづれなり富士の山
という菜の花を季語として用いた俳句があり、
一面に菜の花が広がっていて
その一番端の方には富士山が見えている
という意味になります。
ちなみに「とつぱづれ」とは
ずっとはずれの方、一番端の方
という意味になっています。
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菜の花の季語や俳句まとめ
菜の花は
春(晩春)
の季語として用いられており、
菜の花を季語として用いた俳句も
いくつか存在しています。
晩春というのは旧暦の春の終わり頃ですが、
現在では丁度春の
最盛期ともいえる時期になってます。
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