桜の花が散ってしまうと
葉桜(はざくら)
となってしまいますが、
葉桜は季語として
いつ頃使う事ができるのでしょうか?
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葉桜の季語はいつになるのか?
それで葉桜とは
いつの季語になるのかといいますと、
夏(初夏)
の季語として用いられています。
葉桜というのは
花が散ってから若葉が出始めたころから
新緑で覆われた時期までの桜の木
を意味する言葉なのですが、
若葉という言葉は季語として使う際は
夏(初夏)
の季語として使われますので、
桜の木から若葉が生えてきた葉桜も
夏の季語として使われるのです。
ただ、
「桜」といえば「春」をイメージが強い言葉で
1763年の俳諧古選では
「葉桜」は春の季語とされていました。
ですが、
江戸後期になると
葉桜となった若葉の美しさが
愛でられるようになりましたので、
葉桜は夏の季語として
使われるようになったという事です。
確かに
「葉桜」という言葉を聞いても
「桜」という言葉が付いている事から
何となく「春の季語」
という印象を抱きそうな感じですが、
葉桜の「若葉」という部分が強調されて、
若葉のシーズンとなっている
夏の季語となったという事ですね。
季語の関係というのも
何とも複雑なものだと感じますね。
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葉桜という季語はいつからいつまで使う?
それで、
葉桜という季語は
いつからいつまで使うのでしょうか?
前述の通り葉桜は
夏(初夏)の季語
とされていますが、
初夏というのは
いつ頃の事を言うのかと言えば
初夏というのは
旧暦の4月の事を表していて、
現在の新暦で言うところだと
4月下旬から6月上旬頃
が初夏の時期になっています。
確かに、
4月下旬頃にもなれば
桜の花は殆ど散ってしまっていて
若葉の方が多くなっていますので、
葉桜(はざくら)
という言葉を使う時期としては
丁度いいのかもしれないですね。
また、
5月5日日頃からは
夏の季節が始るとされている
立夏(りっか)
と呼ばれる時期に入りますので
葉桜を季語として使う時期は
いつからがいいかといえば
4月下旬~5月上旬頃
がよろしいかと思います。
そして、
葉桜という季語は
いつまで使う事ができるかと言えば
初夏の時期は上記の通り
6月上旬頃まで
となっています。
ですが、
6月上旬頃にもなれば
梅雨のシーズンに突入しますので、
葉桜という言葉を使うには
ちょっと時期が外れているかと思います。
なので、
葉桜という言葉を
季語として使う場合なら
5月末まで
がよろしいかと思います。
葉桜の季語まとめ
それで葉桜とは
季語としていつ頃使うのかと言えば
夏(初夏)
に使う季語とされています。
葉桜と「桜」とついているので
春の季語かと思いますけども、
葉桜という言葉は
桜の花が落ちて
若葉が生えてきた桜の木
という意味になっていますので、
桜の花が落ちたという事で
春の時期の終わりを告げているのと同時に
初夏つまり5月頃の季語となっている
若葉が生えてきたという事で
葉桜という言葉も
夏(初夏)の季語
として使われているという事です。
葉桜については他に
といった記事でも解説してます。
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