山桜とソメイヨシノは
花の感じが似ているとされています。
ですが、
山桜とソメイヨシノには
どんな違いが存在するかと言えば
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山桜とソメイヨシノの違いはどうなってる?
それで山桜とソメイヨシノの違いには
どんな所があるのかについて
1つずつ見てみる事にしましょう。
山桜とソメイヨシノは種類が違う
日本の桜の種類は大きく分けて
山などで自生している野生の品種
山桜
人が園芸用に混ぜて作った品種
里桜
の2種類が存在しています。
そして
山桜はその名の通り
「山桜」に分類される桜になり、
ソメイヨシノは園芸種として作られたので
「里桜」に分類されるのです。
ちなみにソメイヨシノは
江戸時代の末期に東京にある
染井村の植木職人が
大島桜とエドヒガン桜を混ぜて
作った園芸種となっています。
なので、
山桜がソメイヨシノの元になってるかというと
そういうわけではないのです。
山桜とソメイヨシノは増やし方が違う
山桜とソメイヨシノの違いは他に、
山桜は自生している野生の桜なので
自然に種が増えていくのですが、
ソメイヨシノは
大島桜とエドヒガン桜を混ぜて作った
園芸品種となっています。
なので、
雑種のために種子ができにくく
出来ても発芽しないのです。
そのためソメイヨシノは
接木によって増やされているので、
すべての木がクローンとなっています。
また、
ソメイヨシノの平均寿命は
60~80年と短くなっている上に
ソメイヨシノ等の園芸品種は
病気に対しても弱くなってるので
人の手で管理してあげないといけないのです。
春になると花をつけるソメイヨシノは
おそらくよく見かけると思うのですが
実際はこんな事情があるという事ですね。
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山桜とソメイヨシノは葉にも違いがある
それで山桜とソメイヨシノの違いは
山桜の葉は
桜の花が咲くのと同時に付きます
その一方で
ソメイヨシノの葉はというと
花の後に開くようになっています。
その他にも
ソメイヨシノには
若枝・葉の下面・葉柄に毛が生えるのも特徴です。
また、
桜の仲間には
蜜腺
と呼ばれる小さな粒状の腺点があるのですが、
山桜は葉柄の中程につき、
ソメイヨシノだと
葉柄の最上部や葉身の基部につきます。
山桜とソメイヨシノで咲くのが早いのは?
それで山桜とソメイヨシノでは
どちらの方が咲くのが早いかと言えば
ソメイヨシノ
の方が咲く時期が早いとされています。
ソメイヨシノは前述の通り
大島桜とエドヒガン桜を混ぜて作った
園芸品種となっていますので、
エドヒガン桜の
「花が先に咲く特徴」
が出てきている部分もあります。
とはいえ、
ソメイヨシノは接木で増やした
いわばクローンとなってますので
気象条件が同じ地域では
一斉に開花をします。
その一方で
山桜は個体によって
開花時期がばらばらになっていますので、
山桜の方が最後まで花が残る事が多く
長く楽しむ事ができるのです。
山桜とソメイヨシノまとめ
山桜とソメイヨシノの違いなどは以上です。
こうしてみると山桜とソメイヨシノは
似ているようで結構違いがあるものです。
ちなみに、
桜に関連した記事は他にも
等でもまとめてみます。
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