山茶花を用いて俳句を書いてみよう
と考えておられるかと思いますが、
山茶花を季語にして俳句を書くなら
季節はいつ頃になるのでしょうか?
スポンサードリンク
山茶花の季語はいつになるのか?
山茶花は
冬(初冬)
の季語となっています。
初冬は現在でいえば
11月7日頃~12月6日頃
だとされています。
11月7日頃からは
立冬
と呼ばれる時期になり、
秋が極まって
冬の気配が立ち始める日なので、
旧暦においては立冬からが
冬の始まりとされているのです。
そして山茶花の花は
10月から12月にかけての
秋の終わりから冬の初め頃に咲くので、
11月上旬から12月上旬頃のかけての
初冬の季語として
山茶花
を使用することができるのです。
山茶花を季語とした俳句はどのようなものがある?
山茶花を季語とした俳句には
有名なものがいくつかありますので、
今回は山茶花の有名な俳句を
いくつかご紹介します。
山茶花の俳句:山茶花のここを書斎と定めたり
山茶花を季語とした俳句で有名なものに
「正岡子規」の
山茶花のこゝを書斎と定めたり
(山茶花のここを書斎と定めたり)
という俳句が存在します。
正岡子規の書いた上記の俳句の意味は
様々な考察がされているものの、
病状のキツイ体で
山茶花の花が見える部屋から眺めて
ここが書斎と決めて詠んだともされますし、
山茶花が見える庭のある書斎を
夢見ていたとも、
逆に活けた山茶花が部屋に飾られていた
とも言われているのです。
スポンサードリンク
山茶花の俳句:山茶花を雀のこぼす日和かな
山茶花の俳句としては同じく正岡子規の
山茶花を雀のこぼす日和かな
も有名なものとなります。
この俳句の意味についても
色々と考察はされていますが、
山茶花の咲く枝をスズメが飛び交うことで
花びらがこぼれ落ちる情景を詠んだ
とも言われていますし、
山茶花の花びらは
一枚ずつ散っていくことから
その様子を
雀がこぼす
と表現したとも言われています。
山茶花の俳句:山茶花の花や葉の上に散り映えり
山茶花を季語として俳句には高浜虚子の
山茶花の花や葉の上に散り映えり
も有名なものとなっています。
この俳句の意味についても
色々と考察がなされてはいますけども、
葉の上や地面に散った山茶花の花弁の美しさを
詠んだ俳句だともいわれていますし、
山茶花の花びらが
一枚ずつ落ちるように散ることから
深い緑の葉の上や地面に落ちた花弁が
絨毯のようになって映える
という意味だともいわれています。
ちなみに山茶花の季節はこちら↓
山茶花を季語とした俳句まとめ
山茶花は季語としては
初冬
となっていますので、
初冬となる11月上旬から12月上旬頃に
山茶花を季語として使用するようにしましょう。
スポンサードリンク