お坊さんがお経を唱えるときに

 

木魚 叩く 理由

 

木魚を叩く

という行動をとります。

 

お坊さんがお経を唱えるときに
木魚を叩くのはこんな理由があったからだった?

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木魚を叩く理由はリズムを取るため?

お坊さんがお経を読むときに
木魚を叩く理由の1つが

リズムを取るため

となっています。

 

木魚を同じリズムで鳴らし続けることで

お経を読むときのリズムが崩れないように
調整を行っているのです。

 

音楽でもリズム感をつかむために
メトロノームを使用することがありますが、

 

それと同じように

木魚を叩くことでリズムを取り
読む速さが安定しやすくなるのです。

 

 

木魚を叩く理由は眠気覚ましだった?

それ以外でも木魚を叩く理由として

眠気覚ましのため

というのもあります。

 

昔はお経を読んでいるときに居眠りする人が多く
指ぱっちんをして起こしていましたが、

 

それでは眠気が飛びきらなかったので

木魚を叩いて音を出すことで
眠気を覚ますようにしていました。

 

ちなみに

木魚の形も「魚」と描いてあるように
魚を表現しているのですが、

 

魚はまぶたがないため
眠っているときでも目を開けていることから

寝ないと考えられていました。

 

なので、

魚のように眠らずに
しっかりと目を開けて修行に励む

という意味を込めて魚の形になりました。

 

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木魚を叩く理由は煩悩を吐き出すため?

その他にも
木魚を叩く理由としましては

煩悩を吐き出すため

というものがあります。

 

木魚はかつて平たい魚の形をしてましたが、

口の部分には
「煩悩の珠」があしらわれており、

 

木魚を叩くことによってその口から
煩悩を吐き出させる意味がありました。

 

なので

読経中に精神統一ができるように
木魚を叩いて煩悩をなくしているのです。

 

 

木魚の歴史はこうなっている?

そんな木魚の歴史は
どこからきているのかといいますと、

 

木魚の原型は室町時代の
禅宗寺院の中で使われていた

「魚板(魚鼓)」

と呼ばれる木製の鳴り物だとされていて、

 

元々は

起床や集合などで大衆を集める合図として
用いられていたとされています。

 

そこから江戸時代になると

中国の高僧であった
隠元隆琦(いんげんりゅうき)が

 

「明禅」を日本に伝えた時に
今の木魚を本格的に仏事に根付かせた

と言われています。

 

 

木魚を叩く理由まとめ

木魚を叩く理由は主に

 

1.リズムをとるため

2.眠気覚まし

3.煩悩を吐き出すため

 

となっています。

 

それにしても、

お経を読んでいるときというのは確かに
眠くなってしまうかもしれませんが、

 

木魚の音によって
眠気が覚めるのだなと思いますね。

 

そして、

煩悩を吐き出すためというのはなんだか
後からつけられた理由かのようですね。

 

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