秋になると色づく植物といえば
楓
が存在していますが、
楓の読み方は
どのようになっているのでしょうか?
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楓の読み方は2種類存在している
「楓」という漢字の読み方は
楓(かえで)
楓(フウ)
の2種類となっています。
「楓(かえで)」という読み方は
割とよく見かけると思いますが、
「楓(フウ)」という読み方は
ちょっと珍しいように思えてきますね。
ですが実は
「楓(かえで)」と「楓(フウ)」は読み方だけでなく
植物としても違う種類となってます。
読み方が楓(フウ)の場合だと?
楓(フウ)という植物は
マンサク科フウ属の落葉高木
となっています。
(別名として
サンカクバフウ(三角葉楓)、タイワンフウ(台湾楓)、
イガカエデ(伊賀楓)、カモカエデ(賀茂楓)
といった名称も存在しています。)
楓(フウ)が紅葉した外見は
楓(かえで)とよく似ていると思いますが、
台湾、中国南部が原産地となっていて
日本には江戸時代中期に渡来しました。
つまり、
楓(フウ)という植物は
楓とは別種ということになるのですが
実は「楓」という漢字は
元々「楓(フウ)」に対して使われていた漢字で
「楓」という漢字が日本にやってきたときに
似たような形をした葉をつけることや
秋になると赤く紅葉をすることが共通してることから
かえでの漢字として「楓」を用いた
ということになるのです。
そして「楓(ふう)」という漢字の由来は
ほんの少しの風で枝が揺れることから
木+風で楓となった
と言われています。
風の別の読みには「風(フウ)」があるので
なんだか納得がいきますね。
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読み方で楓(かえで)の場合だと?
その一方で楓(かえで)という読み方は
ムクロジ科カエデ属落葉高木
として用いられています。
楓(かえで)の仲間の植物は
世界で128種存在すると言われていて
アジアやヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカ
といった地域に存在しています。
秋に紅葉する植物は
楓(かえで)以外にも存在しているのですが
種類が豊富で秋に紅葉する葉が綺麗なことから
紅葉する木といえば楓(かえで)
というイメージがついたのです。
ちなみに前述の通り楓(かえで)は楓(ふう)とは
別種の植物となっています。
そして楓(かえで)の仲間の植物には元々
「槭」という漢字が用いられていたのですが、
この字は常用漢字に含まれず
中国に「楓」という漢字が伝わってきたことで
楓(かえで)が充てられるようになりました。
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楓の読み方まとめ
楓の漢字の読み方は
楓(かえで)
楓(フウ)
の2種類となっています。
そして楓という漢字が
大陸から伝わってきたことを踏まえると
漢字の読み方の違いで
違う植物になってるというのが
何とも面白いものだと思いますね。
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