2月の初め頃には

 

節分 季語 俳句

 

節分

が行事としてありますけども、

 

節分は季語だと
いつ頃のものとなっているのでしょうか?

 

また、

節分を季語とした俳句には
どのようなものが存在するのでしょうか?

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節分は季語だといつ頃なのか?

節分はいつ頃の季語かと言えば

冬(晩冬)

の季語となっています。

 

旧暦では
節分となる2月3日の翌日の2月4日頃から

立春(りっしゅん)

と呼ばれる時期になりまして、

 

寒さがピークを迎えて
そこから気温が少しずつあがっていくことから

立春は旧暦では春の始まり

だとされているのです。

 

なので、

そんな立春の前日となる節分までが
旧暦だと冬(晩冬つまり冬の終わり頃)だから、

節分は冬(晩冬)の季語なのです。

 

ちなみに、

立春は旧暦だと
元日の前後くらいの時期になりますので、

 

節分は一年の終わりの時期となり
今でいう大晦日にあたるとされています。

 

そしてそんな年が入れ替わる時期には
鬼が出現しやすいので

年の変わり目となる節分に豆をまいて
鬼を追い払うという意味が存在しています。

 

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節分を季語にした俳句とは?

節分を季語にした俳句はたくさんありますので、

今回はその一例として
節分が季語の俳句をいくつか紹介します。

 

節分の高張立ちぬ大鳥居 原石鼎

節分やざくざくとふむ夜の雪 原石鼎

節分の夜の瞳にたかし嶺の星 原石鼎

節分や豆腐を買へる厨口 原石鼎

節分や肩すぼめゆく行脚僧 幸田露伴

節分や親子の年の近うなる 政岡子規

節分やよむたびちがふ豆の數 政岡子規

 

このような感じで

直接俳句の季語として
節分を用いているものが存在しますし、

 

門にさしてをがまるるなり赤いわし 小林一茶

をさな子やただ三つでも年の豆 小林一茶

 

いわしや豆といった節分に関連したものを
季語として使うケースも存在しています。

 

 

節分を季語とした俳句の意味は?

そして参考程度に

節分を季語とした俳句の意味を
解説してみようかと思います。

 

 

節分や灰をならしてしづごころ

こちらの

節分や灰をならしてしづごころ

という俳句の意味については

 

「節分」はそのまま節分となり、

「灰をならして」の部分は
灰を片付けるといった意味だと推測されています。

 

そして「しづごころ」は
静かな心なのではと言われています。

 

 

家家のやらひし鬼の溜る闇

そして他にも

家家のやらひし鬼の溜る闇

という俳句については

 

家々が節分を行って鬼を追い払うことで
闇の中には多くの鬼が溜まってる

という意味だと推測されています。

 

 

節分を季語とした俳句まとめ

節分は季語ですと

冬(晩冬)

の季語となっています。

 

なので、

節分を季語とした俳句を参考に
俳句を考えてみてください。

 

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