カラスと言えばこんなかんじで
黒い色をしている鳥
という印象がありますが
カラスには白いものもいる
ともいわれています。
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カラスで白いものがいる理由とは?
実際にカラスで
白いものはいるのかと言えば
こんな感じの
白いカラスが存在しています。
カラスと言えば黒
というイメージが強い鳥ですが、
白いカラスも存在してたという事です。
そして、
何故カラスに白いものが存在するのか?
という理由についてですが、
白いカラスは基本的に
アルビノ
と呼ばれるカラスになります。
カラスの体が黒い理由としては
カラスの体の中にある黒色素の「メラニン」が
「チロシナーゼ」という酵素と反応してるからです。
なので、
カラスの黒い体を作るのには
・メラニン
・チロシナーゼ
という2つの成分が必要になり
カラスは生まれた時からこの2つを持ってます。
しかし、
カラスの中には遺伝子の突然変異で
メラニンが欠乏していたり
チロシナーゼを持っていない個体も出ます。
なので、
体を黒くするのに必要不可欠な
メラニンやチロシナーゼが欠乏してる事で
白いカラスが生まれるのです。
白いカラスはカラスの中でも
突然変異として生まれてきますが
白いカラスが出現する確率は
10万~100万匹に1羽
くらいの確率となってますので
非常に珍しいカラスになります。
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カラスで白いのはアルビノ以外でも発生する?
カラスで白い個体は
基本的にアルビノだとされてますが、
中には
正常な遺伝情報にも関わらず
体の色が白いカラスもいる
とされています。
どういう事かと言えば
カラスに限らずアルビノとされる動物は
体の色は白なのですが、
目は毛細血管内の血液が透けて
赤くなっているのが特徴です。
それに対し
白変種と呼ばれる
正常な遺伝子なのに白いカラスは
目の色が黒
となっているのです。
どうしてアルビノでないのに
白いカラスが誕生するのかについては
よくわかってはいませんが、
アルビノとはまた別の
突然変異という事なのかもしれません。
カラスで白い個体は野生においては
白いカラスはとてもきれいですが
野生においてはなんと
白いカラスが生まれたら
巣から落とされたり
エサをもらえなかったりします。
また、
運よくちゃんと育ててもらえる個体がいても
白いカラスは羽毛がもろくてすり切れやすく
目が紫外線に弱いので
網膜の感覚細胞が傷つきやすいです。
カラスの体を黒くしてるメラニン色素は
紫外線から体を守る役割があるので
メラニンが不足している白いカラスは
他のカラスと比べて傷つきやすいです。
さらに、
白い体である事から
他のカラスから仲間外れにされる事があったり、
白い体と目立つため
天敵にも襲われやすいのです。
なので、
野生ではカラスで白い個体は
生存できる可能性は非常に低く、
生存している個体は
人に保護され育てられてるのが殆どです。
動物の世界も
こうしてみると厳しいものですね。
カラスの白い個体まとめ
カラスで白い個体がいる事については以上。
カラスで白い個体が生まれるのは
アルビノによる遺伝子の変異ですが、
中には正常な遺伝子にもかかわらず
体が白いカラスも存在してます。
そして、
そんな白いカラスたちは自然界では
生きるのが難しいのが現状です。
ちなみに
カラスに関連した記事は他に
でまとめています。
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