福寿草を俳句の季語として
使用してみようと思ってるかもしれませんが、
俳句の季語だと福寿草は
いつ頃使用するとよろしいのでしょうか?
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俳句の季語で福寿草はいつ頃のもの?
俳句の季語で福寿草はいつ使うかといえば
新年の季語
となります。
福寿草は黄金色に咲く花の色や
「福寿草」という名前が
長寿や幸福を思わせる縁起のいい名前なことから
元日草
とも呼ばれていまして、
元日に咲くように栽培されてきました。
なので、
福寿草は新年の花ということで
俳句の季語だと新年ということになります。
ちなみに、
自生している福寿草の開花時期は
2~3月頃
となっていまして、
旧暦の正月は新暦でいうと
2月上旬頃
となっていました。
ですが福寿草は現在では
新暦の元日に咲くように
栽培がおこなわれているのです。
俳句の季語で福寿草はいつからいつまで使う?
俳句の季語として福寿草は
いつから何時まで使用するのかについては
1月1日~1月7日もしくは15日
までがよろしいでしょう。
福寿草は新年の季語になりますから
元日の1月1日から使用します。
旧暦だと2月上旬頃が正月の時期ですが
流石に現在新年の季語として使うのは
少々不自然になりますので
1月から使用してもよろしいでしょう。
そして、
福寿草を俳句の季語として使うのは
いつまでになるのかについても、
正月の松飾りを立てておく期間の
松の内(1月7日か15日)
までがよろしいでしょう。
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俳句の季語で福寿草が使われてるものは?
俳句の季語で福寿草が使用されるものは
有名なものだと例としてこんな感じです。
光琳の屏風に咲くや福寿草
夏目漱石の俳句で
光琳の屏風に咲くや福寿草
という俳句があります。
「光琳」というのは江戸時代の画家の
尾形 光琳(おがた こうりん)
のことで、
正しいかわかりませんが
光琳の持ってる屏風に福寿草が描かれてる
光琳が屏風に福寿草を描いた
といった内容なのではと思いますね。
暖炉たく部屋暖かに福寿草
正岡子規の俳句で
暖炉たく部屋暖かに福寿草
というものもあり、
暖炉をたいて部屋を暖かくして
福寿草を正岡子規の見える場所に置いた
家族の配慮という意味の俳句です。
帳箱の上に咲きけり福寿草
小林一茶に
帳箱の上に咲きけり福寿草
という俳句もあります。
帳箱は帳簿や書類などを入れる箱で
帳箱の上に福寿草が置かれていて
花が咲いているという俳句なのでしょう。
朝日さす 弓師が店や 福寿草
与謝蕪村の俳句に
朝日さす 弓師が店や 福寿草
という俳句があります。
弓師(ゆみし)は弓を作る職人で
刀鍛冶などとともに格式高い職業でした。
新年に弓師の店先にある福寿草の鉢植えに
朝日がさして輝いてるように見える
という感じなのでしょう。
俳句の季語で福寿草はまとめ
俳句の季語で福寿草は
新年
に使用されます。
なので新年のシーズンに
福寿草を使って俳句を考えてみましょう。
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