さくらんぼといえば
桜の木になるようなイメージがありますが、

 

実際に学校や街中に植えてある桜の木に
さくらんぼがなってるのを見た事ないですよね?

 

果たして本当に
さくらんぼは桜の木になるのでしょうか?

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さくらんぼって桜の木になるの?

日常的によく食べられているさくらんぼは
全部の桜の木になるものなのかと言えば

実はそうではありません。

 

さくらんぼは

 

 

セイヨウミザクラ(西洋実桜)

と呼ばれる桜の木になる実のことで

 

日本の佐藤錦等

日本のさくらんぼの品種は大体
セイヨウミザクラが由来となっているのです。

 

 

実を食べる事ができる桜という事で
ミザクラ(実桜)となったわけです。

 

ちなみにセイヨウミザクラは
数千年前には人類に食べられていて

ヨーロッパ、北西アフリカ、西アジア

等に自生しています。

 

そして日本では

山形・福島・長野・山梨・新潟・北海道

といった寒冷地で
セイヨウミザクラは育てられてます。

 

全ての桜の木につく実が
さくらんぼになるというわけではなく、

食用になる桜の実をつける種類のものがある

という事なのです。

 

その他にも
さくらんぼになる桜の木だと

 

カラミザクラ

スミミザクラ

 

等も挙げられます。

 

ただ、

カラミザクラは食用になるものの
セイヨウミザクラと比べて若干酸味がありますし、

 

スミミザクラにしても

果実があまりにも酸っぱいため
生食には不向きでスープや豚肉料理で使われます。

 

なので、

日本で栽培されてるさくらんぼの桜の木は
セイヨウミザクラが主流になってるのです。

 

ちなみに
普通の桜とセイヨウミザクラの見分け方は

 

セイヨウミザクラ

花の色 白

実の充実 6~7月

花・実のつけね 枝がくびれている

 

 

花の色 白、ピンク

実の充実 小さい実がなる種類もあるが充実前に落果

花・実のつけね くびれていない

 

といった違いが存在しています。

 

桜の木も実を全くつけないわけではないけど
大きくなる前に落ちてしまう事が多いです。

 

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さくらんぼは桜の木(ソメイヨシノ)にはつかない?

それでは、
街中や学校などでよく見かける桜の木

ソメイヨシノ

にはさくらんぼは付かないのかを
改めて解説してみますと、

 

ソメイヨシノという品種は

エドヒガン系の桜とオオシマザクラの雑種が
混ざったことで誕生した観賞用の桜です。

 

なので、

雑種のために種子ができにくく
接ぎ木によって増やしていく種類の桜です。

 

つまりソメイヨシノは

クローンによって増える桜なので
同じ遺伝子だから受粉することなく実をつけない

という事です。

 

なので、

街中に生えてある桜の木に
さくらんぼというか桜の実が付かないのは

同じ遺伝子を持ってるからなのです。

 

ただ、

エドヒガン等の別の桜から
花粉を受粉することができれば

 

 

上記の動画の通り
ソメイヨシノも実をつけることもできます。

 

しかし、

普段見るさくらんぼと比べて
実が小さい感じであんまりおいしくなさそうですし、

 

実際食べた人の話によると

渋くて殆ど皮みたいな味で
食用には向かなかった

との事です。

 

なので、

仮に街中などでよく見かける
ソメイヨシノに桜の実がなったとしても、

それは食べられるようなものではないのです。

 

 

さくらんぼは桜の木になるのかまとめ

さくらんぼが桜の木になるかについては

 

さくらんぼがなるのは

セイヨウミザクラ

と呼ばれる種類の桜で

 

普段見掛けるようなソメイヨシノ等が
さくらんぼをつけるような事はありません。

 

また、

ソメイヨシノがごくたまに桜の実をつけても
それは食べられるものではありませんので

食べないようにしておきましょう。

 

さくらんぼ関係の記事だと

 

さくらんぼは英語で 複数形の場合は?

さくらんぼの時期はいつになるの?

 

等をまとめています。

 

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